子宮体癌がエコーでわかるの?

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ここでは、「子宮体癌がエコーでわかるのか」
についてお話します。

 

子宮体癌の検査には、病理検査とともに
超音波を使用するエコー検査があります。

 

このエコー検査では
なにがわかるのでしょうか?

 

そこで、今回は子宮体癌の
エコーでわかることについてまとめました。

 

エコー検査とは

 

エコー検査とは、
膣から超音波検査具を挿入し
超音波を使用して行う検査です。

 

体内に超音波を送り、
はね返ってくるエコーで体内の
情報を画像化します。

 

膣に挿入する超音波検査具は
指2,3本程度の太さなため太くは無く、

 

挿入前に滑りが良いように必ず
ゼリーを塗りますので
痛みはほとんどありません。

 

しかし、もしそれでも痛みがある場合は
ゼリーを多めに塗って検査をします。

 

膣内の感覚は鈍いので痛みはありませんし、
子宮鏡検査のように、子宮内に直接
超音波検査具が入ることは入りません。

 

体への負担が少ないため、
婦人科では日常的に行われる検査です。

 

エコー検査では、子宮体癌の癌細胞と
臓器との位置を調べる際に使用します。

 

また、子宮内膜の厚さを調べる際にも
使用しますが、閉経前は子宮内膜が

 

厚くなっているため判断が
困難であったり月経中は検査ができません。

 

子宮内だけではなく、卵巣の状態も
視ることができますのでエコー検査は
とても有用性の高い検査です。

 

子宮内の癌細胞を探すだけでは無く、
細胞診をする前に子宮内に炎症はないか

 

確認することで、炎症部位を外して
細胞診を行うことができます。

 

さらに、子宮体癌検査後にエコー検査を
行うことで、出血したりなど問題なく
検査ができたかを確認できます。

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子宮体癌の可能性がある人

 

子宮体癌の初期症状の多くは
不正出血ですが、他にも子宮体癌を
疑う症状があります。

 

不正出血は、少量ずつ長期間に
わたって続く出血になります。

 

1日に数時間出血が止まることが
ありますが、それは子宮内に血液や
膿が溜まっているからです。

 

不正出血と近い症状としては
生理が長いことがあげられます。

 

生理が2週間以上と長すぎると

 

「不正出血ではないか?」

 

と疑った方が良いです。

 

さらに、閉経後の方が不正出血
している場合は、約30%の確率で
子宮体癌の可能性があります。

 

不正出血以外では、
おりものの異常があります。

 

癌細胞が子宮内の細胞に炎症を
起こしたり腐敗させるため、

 

おりものが腐った匂いがしたり
褐色のおりものが出ます。

 

おりもの以外に血液や
膿が出てくることがあります。

 

さらに進行すると、癌細胞が膀胱や
直腸に進行するため尿や便が
子宮内にはみ出し悪臭を放つようになります。

 

腰痛が出現するようになると、
末期まで進行している可能性があります。

 

癌細胞が子宮から腰部あたりに転移し、
腰回りの組織を押している
可能性があるためです。

 

このように、エコー検査は
子宮体癌の診断や病理検査が

 

問題なく終わったかなどさまざまな
用途に使用するのでわかるのです。

 

子宮体癌以外にも婦人科の多くで
利用しているため侵襲性も低く
安全性は高いです。

 

子宮体癌の可能性がある人に
2つ以上当てはまる方は、
一度子宮体癌の検査を受けてみてください。

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